アルファポリスの「Webコンテンツ大賞」 その2 「ビジネスとしての興味」
アルファポリスの「Webコンテンツ大賞」に参加してみました。
▼投票ページ
http://www.alphapolis.co.jp/cont_access2.php?citi_cont_id=556031833
2014年11月中におこなわれる「第7回青春小説大賞」に、『部活の先輩の、三つ編み眼鏡の美少女さんが、ネットスラングに興味を持ちすぎてツライ』を登録しています。
▼『部活の先輩の、三つ編み眼鏡の美少女さんが、ネットスラングに興味を持ちすぎてツライ』
http://ncode.syosetu.com/n9324by/
というわけで、後編の今回は、アルファポリス「Webコンテンツ大賞」の、「ビジネスとしての興味」から、文章を書いてみたいと思います。
● 3. 「Webコンテンツ大賞」の賞金予算
賞は2つ用意されています。「大賞」(賞金10万円/アルファポリス編集部選考)、「読者賞」(賞金10万円/ポイント最上位作)です。ただし、大賞が出ないこともあります。
受賞作は出版化・商品化の可能性があるとのことですが、出版されないこともあります。私が見た限りでは、読者賞は出版というよりは、盛り上げ要員という感じでした。
また、投票した人の中から「10名まで1万円が当たる」という、読者に投票を促す仕組みになっています。
そのため、大賞(10万円)、読者賞(10万円)、読者への報奨金(10万円)で、30万円の予算のようです。
● 4. 「Webコンテンツ大賞」のビジネス上の仕組み
普通の文学賞とは違い、読者のニーズを見極めた上で、手堅く出版するための仕組みです。
読者の閲覧数と投票数で人気を確かめて、販売数が見込める作品かどうかを確かめた上で出版する。そういった、上手い仕組みで回しているようです。
また、いざ出版した場合の実売平均部数は1.6万部になるそうです。
▼今度上場するアルファポリスのここがすごい | アヨハタブログ - 電子書籍、出版のことを主に書いてるブログ -
http://ayohata.jugem.jp/?eid=2591
● 5. 東証マザーズへの上場
アルファポリスは、2014年10月30日に東証マザーズに上場しました。
▼IPO | 新規上場アルファポリスは初値、終値とも公開価格を大きく上回る | 会社四季報オンライン
https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/52059
以下、引用です。
・今15年3月期は売上高の約7割を占めるライトノベルで、発行部数1万部を超えるヒット作が安定的に出て好調。マンガの出版点数増も効いて大幅増収増益に。
とりあえず、数年は安定して収益を上げそうな感じです。
また、「上場前会社説明資料」によると、事業内容は、以下の通りだそうです。
・インターネット上の人気作を自社Webサイトにて上手にすくい上げ
編集→書籍化(紙)する次世代型出版事業。
▼上場前会社説明資料 - 140120141030068630.pdf
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20141030/8yhu6u/140120141030068630.pdf
「ネット→紙」の事業が中心のようなので、今後の課題は、ネットから直接収益を上げることかなと思います。
直接の競合はいないみたいですが、「小説家になろう」が、いろいろと他の出版社とコラボしているのが、競合と言えば競合です。
個人的には、将来的に「角川+ドワンゴ」辺りが、本当の敵になるのかなと思います。
というわけで、「Webコンテンツ大賞」参加中ですので、投票いただければ幸いです。
▼投票ページ
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