『小説家になろう』連載1作目完結の反省と対策 その5「ランキング対策2」
前回は、「小説家になろう」連載1作目である「竜と、部活と、霊の騎士」の、ランキング対策について書きました。
今回はその続きです。量が多かったので分割しました。
■ コンテスト
ランキングサイトではないですが「小説家になろう」で開催しているコンテストなどに参加すると、そこからの流入も見込めます。私の場合は、上手く応募できるものがありませんでした。そういったコンテストに参加しやすいように、転生物やファンタジーのような、人気ジャンルで書いておいた方が、よいと思います。
■ ランキングへの掲載
総合ランキングや、ジャンル別ランキングへの掲載です。「更新された連載中小説」よりも、ランキング経由で流入する読者の方が圧倒的に多いです。
やはり読者も、人気のある、つまり他人によりフィルタリングされて、最低限の面白さを保証された作品を読みたいものです。そのため、ランキングに載ることが重要です。
「竜と、部活と、霊の騎士」は全然駄目でしたが、第2作の「部活の先輩の、三つ編み眼鏡の美少女さんが、ネットスラングに興味を持ちすぎてツライ」は、一時期総合日間ランキングに入っていました。総合日間ランキングに入ると、アクセス数が10倍ぐらいに跳ね上がります。ただ、私の場合は維持できなかったですが。
1話当たりのクオリティと、読者のお気に入り数がある程度読めるようになったあとは、数話分書き溜めておいて、1日に数本投稿して、ランキング入りを狙うという方法もあります。ただし、これでランキング入りができるのは、ジャンル別のランキングぐらいです。総合ランキングに入るには、どこかでブレイクが必要になります。
第2作の「部活の先輩の、三つ編み眼鏡の美少女さんが、ネットスラングに興味を持ちすぎてツライ」は、どうも2chで紹介されたことで、総合ランキングに滑り込めたようでした。まあ、その順位を、維持できなかったわけですが。
■ ランキング掲載の維持
「部活の先輩の、三つ編み眼鏡の美少女さんが、ネットスラングに興味を持ちすぎてツライ」で、総合日間ランキングに入った時の経験から書きます。どうも、悪手を選択してしまったようで、1週間ぐらいで陥落しました。なので、反面教師として、どうしていればよかったかを考察しています。
「小説家になろう」のランキングのシステムから考えて、大量のポイントが入って、フィーバーしている時は、新しい話を投稿しない方がよいです。「小説家になろう」では、お気に入りをもらうと2pt、評価をしてもらうと2~10pt入ります。この「評価」は連載の最終ページにしか表示されません。
そのため「ポイントが大量に入る」=「読者に受けている話」が最終話にあった方が、ポイントが入りやすいです。そのため、何も考えずに次話を投稿してしまい、その話があまり読者に刺さらないと、ポイント獲得はストップします。
あと、単純に、話数が多くなると、読み終わるのが大変で、ポイントが入り難いというのもあります。
■ 完結済み
これは、「竜と、部活と、霊の騎士」で完全に失敗しました。最終話を投稿したあと、未練がましく2日ほど放っておき、そのあとに「完結済み」にしました。
「小説家になろう」では、完結済みに設定を変更すると、「最終話投稿日の日時」で、新着リストに載ります。最終話投稿日が2日前だと、5ページ分流れていました。せっかく「小説家になろう」のトップページに掲載される可能性をみすみす逃してしまいました。
完結のタイミングと、完結済みの設定は、きちんと考えてからおこなった方がよいです。